『今から自分が何をしたいのかを見失わない。』
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世界的パンデミックにより各国の経済事情が悪化し
それに対する各国の緊急経済対策が行われている最近の世界経済。
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経済対策といっても“真水”と呼ばれる現金を国民に支給する対策がほとんどなのが、こうなって来ると懸念されることは『今後の生活への影響』ではないだろうか?
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当たり前の事なのだが、国が現金を支給する、ときいてまず知っておくべきことはその現金は国民の血税だ、という事。(細かな流れは割愛)
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国は生産活動をできないので必然的にお金の入り口は税収しかない。
(こちらも政府系投資ファンドが日本にはないので割愛)
となれば、国の世策で使われるお金はすべて税金、という事になる。よね?
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という事は、現在日本国民に配られているお金は自分たちが払う税金の前借り、という事になる。なので、結局はお金を配れば配るほど将来的にはそれを補填しないといけない。つまり借金の先延ばし・延命ともいえる。
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とはいえ、今現金が無いと破綻する、という人がいる、という事実もあるのでこの事が悪い世策だったかと言えばそうとも言えないと、僕は思う。
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僕が思う今後の影響は、以前にも書いたがインフレ率の高騰が起こるのではないか?という事。(いわゆるハイパーインフレ)
今のところその兆候は無いが、物理的に現金を一時的に、かつ強制的に増やしているのは事実で。
となると必ずそのしわ寄せというか収束はするのでだんだんと、なのか急激に、なのかもわからないけど物価はあがるんだろう。
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で、
そうなった時に、というかそうなる前にできる事は無いのか?
という質問を最近になっていくつかもらうようになってきた。
みなさん意識が高いというか、うれしい限り。必要とされることは生き甲斐。
あーーーーーーりがとう!!!!!
っと、脱線。。。
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そもそも物価が上がるという事はどういうことか?
物の値段・価値が上がる、とはなんなのか?何に対して上がるのか?だ。
答えは、現金に対して。
一本100円の缶ジュースが一本150円で買うようになれば
50円の物価上昇だ。
という事は、今までよりも多く現金を払う事になる。
という事は、今までより現金の価値が減った、という事になるよね?
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つまりはインフレになれば今まで100円の価値だった現金が
100円の価値を持たなくなる。
もっと言うと、銀行預金の口座内に100万円貯金していた時に、
今なら100万円の自動車が買えたのだが、1年後、物価上昇が10%起こった時、
さぁ、車を買おうと100万円を引き出しても車は買えない。
何故ならその車は100万円の価値から今では110万円になっているから。
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銀行に預けていただけなのにお金の価値が減って(物価が上がった)
買いたいものが買えなくなるのだ。
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ということは、今後は現金の価値が下がっていく傾向が予想されるのであれば現金を現金のままで銀行に預けておくことの危うさは理解できると思う。
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だって置いておくだけでお金が守れるし安心!と思っていた預け先にお金を入れておくと、お金が減っていくのが明白だから。(お金の価値が下がるからね。)
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じゃあどうするねん!という事になるのだけど、先にも書いたのだけど現金を現金だけで持たない事、だ。もちろん現金で持っておくことにもメリットもある為、その対策も紹介するが、まず簡単なところで言えば、投資をする事。
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少し言葉がおかしいのだが、この場合の投資というのはお金を現金以外の金融資産に変えて保有する事。
金融資産というのは株・金・土地・信託・社債・国債など現金ももちろん含まれるが、実態は無いけど資産として評価できるもの。
それぞれに特徴があるので紹介するのはまた別の機会にするけど、まずこういった金融資産を保有しておくのは最低限必要な備えかもしれない。
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その上で、何をするか?を考える方がいい。
始めるか始めないか、という選択はもう遅く、始めるけど何からするか?を考える事をオススメする。
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ということで、じゃあ何から始めるか?という話題。(長かった。。)
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この場合の基準というか目安の話と、実際に僕は何から始めたか?をシェアします。
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まずは目安の話。
今この文を読んでいるあなたが日本在住の日本人の方なら、として。
何かしらの金融商品を探しているのなら、最低でも『年率2%以上(税引後)』の商品である事、を目安にするといいと思う。
もちろん高い年率はその分リスクも増すのだけれど、この基準には理由がある。
それは、日本の政策の目標値でインフレ率2%、というのがある。
直訳すると毎年2%ずつ物価を上げていく、と政府が決めている、という事。
なぜ物価を上げる必要があるのか、は別で紹介するとして、重要なのは政府がそれを目標にしている以上、それに沿った国の動きになる。(実際にはそこまで達成されていないけれど。)
という事は、先に書いた通り、現金を現金のまま持っていても毎年2%以上増えていかないのであれば、物価上昇に負けてしまうので、その対策として金融商品を購入するのであれば、当然それ以上のパフォーマンスの商品でないと意味が無い。間違っても、『銀行預金の利率より格段にいいですよね?!』という販売員の方の文句や広告に踊らされてはいけない。
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冷静になろう。そして、今から何をしたかったのか?を思い出そう。
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次に、じゃあ僕が最初に何をしたのか、というと、このブログにも確か書いたと思うけど海外に銀行口座を作った、という事だ。
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もう一度気にするべきは、まずはインフレ率なのでそこをクリアする必要がある。そう思い国内を見渡した時、あんまりない。。という事と、海外に目を向けた時、銀行口座の預金なのに金利がすでに日本のインフレ率を上回っている。という事と、今後の円の状況から見ても別通貨を保有するメリットがあるなと感じた。
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ので、まずはリスクの少ない投資先として現金を金利の高い別通貨で持つ。という選択をしたのだ。
ちなみに言うと、だからと言って日本国内で海外通貨を定期預金を組む、をしても例えば仮にその銀行の破綻(日本の財政状況の悪化によるデフォルトなどが発生)した場合、銀行預金内のお金はペイオフという制度が発動するが、これは預金内の1000万円の部分を保護する、というもので、残念ながら外貨については保護の対象外。つまり、日本で外貨を持ったまま定期預金を組んでも、利率は良いがそういった状況下においては弱い、と言える。(ムダというわけではないのだけどね!)
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ということで、こんな時だからこそ、自分の資産を守る事の重要性は問われるのではないだろうか?と僕は思う。
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お金がすべてではない、というのは僕も賛成だが、だからと言ってお金のことを考えなくてもいいのとは違う。
お金のことも考えて、豊かさを受け継いでいくためにも最低限の備えはあってしかるべきだし、それは子供に対してや社会に対しての感謝や愛の現れだろう。
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世界をもっとよくしたいと考えた時に、お金は投票権になりうるだろうし、
自分の周りの仲のいい人も同じようにお金の備えをしていたら、
きっと自分の心強い応援者になるだろう。
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お金を増やすために、という目的で始める投資が悪とは言わないが、
世界をもっと良くする、家族や子供を守る、そして意見を言う為の投資というのも面白いんじゃないだろうか?
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あ、だからと言って海外に銀行口座を開きましょう!という事を推奨しているわけではないのであしからず。自分の目で見て動いて確かめてお金を育てる事をオススメします。
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【今の所得が月収10万円増えたとしたら、何をしますか?それにもう1つゼロが増えたら、今度は何をしますか?】
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