『他人の中に見つける過ちを自分の中にもあると認める。』
よく鏡の法則というやつを聞くのだけれど。
人のふり見て我がふり直せ、もこれにあたる。
他人の中に見る過ち、つまり自分の心がざわつくことは
それは自分の中にもある、という事。
多くの人は「なんだそんな事今更。」と
思うかもしれないが、実はこれがめちゃくちゃ重要で。
下手をするとこれはただの共感や自分に対する慰めで終わってしまう。
そうなるとここから価値判断が始まり、他者に対する偏見(つまりはこの考え以外の人を認めない)
さらには大きな流れで行くと戦争にまで発展する。
戦争とは信じているものの違いの不寛容の末路。
逆を返すとその中では信じているものへの共感・正義。
どちらも自分の正義を譲らないし譲れない。
数や武力で圧倒したところで戦争は遺恨を残し再発するのは
行った行為への責任と許しが無いから、と考える。
ちょっと話がそれた。
つまりは、鏡の法則や人のふり見て我がふり直せ、が
周知の事実であるにも関わらず、争いや対立、葛藤が治まらないのは
その真意が、あるいはその方法が違うからではないか?
その過ちが自分の中にもあると認める。
本当に認める。
逃げなく責任を取る。
それ自分の中にもあるわ~、では
自分の中にもあるけどあなたほどではない、という心が隠れているし
そんな風に思ってしまう私も私、では
こんなことに気づける私は他とは違ってできる人、という心が隠れている。
(この部分を見て少なからずドキッとした人は、つまりはそういう事。)
あなたはそれについて何をしたのか?
あなたはそれでどんな得をしているのか?
隠している本当の声はなんなのか?
もし経験したくない現実が人生において繰り返すのであれば
それはこの鏡の法則や他人のふり見て我がふり直せ、のような
「他人の中に見つける過ち」を「自分の中にある」と「本当に認める」ことが
完了していないのだ。
本当に認めるには自分の行った行為、考えを正当化せず
そのことも自分がしたことと腑に落とす必要がある。
しかし、これさえできてしまえば
自分を覆っていた枠や壁が無くなるし
そこから来ていた対立も葛藤も消え去り
あなたはそのことに囚われていた心の解放に出会い
心のスペースができ、新たなチャンスを招き入れる準備ができる。
新たなチャレンジや事業の拡大、パートナーシップの改善に
子どもとの関係の回復には、まずはこの
『他人の中に見つける過ちを自分の中にあると認める』ことが重要だ。
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