『債務の罠にハマる国々の動向』
アフリカ諸国では初となる、ザンビアという国のデフォルトについてです。
ザンビアは13日に債務の猶予期限を迎えるユーロ債の利払いが同日中に履行できずデフォルトに陥る見込みとなりました。
これは新型コロナウイルスの流行が引き金になったようです。
そもそも、デフォルトについてですが、
デフォルトとは債務不履行の事を言い
決められた期限に約束の債券の支払いをする事ができない状態の事を言います。
つまり、国の倒産 というわけです。
家計で言えば自己破産ですね。
で、
じゃあ国が破産するとどうなるか?というと、
国が消えてなくなる、なんてことはありません。
ただ、返済や償還はしていかなければいけませんから、
政策金利を上げるなど、あの手この手で国はお金を捻出するわけですが、
多くの場合はうまくいくことはありません。
ですので、IMF 国際通貨基金に融資を頼るわけです。
IMF 国際通貨基金とはデフォルトした国やしそうな国に融資を行い金融政策のアドバイスを行って財政の立て直しを行う国際機関です。
ただ、IMFは公的年金予算削減や公共事業の見直しなど緊縮財政を迫る為、IMFの融資を受け入れるとその国の国民はかなり苦しい生活が待っています。
ですので、トルコなどは財政危機になりながらも、IMFの融資を拒否してたりします。
そしてコロナが与えた影響により実は世界ではすでにデフォルトに陥った国はあり、アルゼンチン、レバノン、エクアドルです。
そして実はさらにコロナの危機が伸びればもっと多くの新興国はデフォルトとなる危険性を持っています。
南アフリカ、インド、ナイジェリア、ブラジルといった中所得国から、トルコ、インドネシア、メキシコなどもその危機を含んでいます。
そして今回のザンビアですが、
ザンビアという国は世界有数の銅の生産国ですが、
実はすでにコロナ危機より前から債務問題は潜んでいました。
ただ、それでも回っていたのは実はザンビアは中国からも多くの借り入れを行っていたおかげもありました。そして今回はその中国への返済とユーロ債の返済とを迫られ、ユーロ債の期間延長を申し入れたわけですが、債権者団体はその申し入れを拒否したわけです。
なぜ拒否したのか、というと債権者団体は、中国への支払いを優先されることを嫌気した、と言われています。
中国はアジアの国々を、ボク自身見てきて感じるのは
各国の成長の為に莫大なチャイナマネーを貸し出すことで
各国の主要な港やインフラの権利を得るという事をしています。
アジアの各国はそれでも中国のおかげで開発ができ国が潤うわけですから、双方の利害は一致していたんです。
まぁ、中国化してしまった各国のその地域をいくつも見てきて思うのは
完全にその地域が中国になり
その地域の人の暮らしが潤ったか、と問われると少し疑問ですが。
(カンボジアの状況はすごかった。。。)
ただ、中国はこのように貸し出しをする事で各国を借金漬けにして主要インフラを抑えるといった動きを各国に仕掛けていて、今回はその中国の動きを欧米諸国がNOを突き付けた、という感じではないか?と感じてます。
経済政策ですし、その国自体はチャイナマネーで伸びていたわけですから平時であれば両者良かったのかもしれませんが、今回の様な異常時にはこの債務の多さが完全にあだになってしまいました。今後の動きは確定していませんが、返済の担保として恐らく港や銅の鉱山権などが中国に渡る事でしょう。
いま先進国に向かっていたマネーは新興国に向かいだしているトレンドの転換期です。とはいえこういったデフォルトのリスクも潜んでいますから、投資先を選定する際にはその国の財務状況はどうか?借入先との関係性はどうか?を見ておくといいと思います。
それでは次は本当にお金になる話
お金を友だちとして付き合う時にまず取るべき行動は、自分と友だちになる事です。自分にたいして友好的になる事。自分に対して友好的でない人の所に人は集まって来ませんし、もっと言うと離れていきますよね?
という事は、お金もおんなじです。
自分に対して友好的であることはお金があなたの元にやって来る、お金と友だちになるうえでとても重要な事です。
心のケアもですが体のケアも重要です。
自分にまずは友好的になりましょう!
最後は
お金と友だちになる魔法の質問
『近くにどんな幸せがありますか?』
です。
ぜひ答えてみてくださいね!
それでは素敵な一日を!
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